自動運転の社会実装に向けた取組の推進

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自動運転試乗会・シンポジウムを開催しました

 2019年10月25日(金)~26日(土)に、東京モーターショー2019の会場にて、自動運転車両の試乗会とシンポジウムを同時開催しました。
 自動運転技術は、高齢者等の移動制約者の増加や、深刻化する職業ドライバー不足など多くの社会的課題の解決に資する先端技術として期待されています。
 本イベントは、自動運転技術を広く都民の皆様に発信し、自動運転の実用化に向けた社会気運を高めていく目的で開催し、473名(試乗会316名・シンポジウム157名)の方にご参加いただきました。

試乗会の実施概要

 ハンドルやアクセルペダル等の無い車両として日本で初めてナンバープレートを取得した、最先端の自動運転車両をご用意し、多数の方にご試乗いただきました。
 初日は大雨に見舞われる等あいにくの天候でしたが、幅広い年齢の方々にご参加いただき、親子連れや年配のご夫婦でご試乗される方も多く見られました。ご試乗された方からは、「走行がスムーズで驚いた」や「決まったルート以外の走行も体験してみたい」など進展を期待する前向きな声をいただき、盛況のうちに終わることができました。

開催日時:2019年10月25日(金)  14:00~19:00
2019年10月26日(土)  10:00~19:00
開催場所:MEGA WEB ライドワン (江東区青海一丁目3番12号)
試乗体験者数:316名
併催イベント:東京モーターショー2019

シンポジウムの実施概要

 第一部では、国際自動車ジャーナリストの清水和夫氏による「自動運転がもたらすワクワクする社会」と題した講演のほか、戦略政策情報推進本部前林先端事業推進担当課長による自動運転に関する東京都の取組紹介、モビリティジャーナリストの楠田悦子氏、小田急電鉄株式会社の西村潤也氏、株式会社ZMPの西村明浩氏による、MaaSや新たなモビリティサービス、自動運転の最新の動向などについてご紹介しました。
 第二部では、前林課長をモデレーターに、講演者4名に加え、 教育評論家の尾木直樹氏をパネリストとしてお迎えし、「自動運転が広げる未来の可能性」と題してパネルディスカッションを行いました。
 パネルディスカッションでは、今年6月に運転免許を自主返納された尾木先生から、運転免許を返納した経緯や返納後の生活、返納特典などについてご発言いただき、ご本人の運転経歴証明書もご紹介いただきました。
 また、その他の出演者からも、自動運転ジャーナリスト、自動運転技術を開発する事業者、交通事業者などそれぞれの視点から、自動運転が高齢者の移動を支援し、私たちの暮らしをどのように変えるのかについて活発にご議論いただきました。
 尾木先生は「東京では、免許返納者に対する特典がたくさんある。東京を免許を返納した後の高齢者にとっても住みやすい街にすることに協力したい」「自動運転技術は、交通弱者にとって、病院や買い物など生活に役立つ可能性を感じる」と運転免許自主返納への理解促進や自動運転への期待感について、ディスカッションを受けてコメントしました。

開催日時:2019年10月25日(金) 15:00~18:00 (受付14:30~)
開催場所:東京ビッグサイト 会議棟6階 605・606会議室 (江東区有明三丁目11番1号)
来場者数:157名
プログラム:
【第1部 講演】
  1. 「自動運転がもたらすワクワクする社会」
    清水和夫氏(国際自動車ジャーナリスト)
  2. 「自動運転に関する東京都の取組について」
    前林一則(東京都戦略政策情報推進本部戦略事業部先端事業推進担当課長)
  3. 「より良い暮らしと社会のために~MaaSや新モビリティサービスと自動運転の可能性~」
    楠田悦子氏(モビリティジャーナリスト)
  4. 「小田急グループが提案する新たなモビリティライフ」
    西村潤也氏(小田急電鉄株式会社経営戦略部課長次世代モビリティチーム統括リーダー)
  5. 「ZMP版自動運転MaaSの取り組み」
    西村明浩氏(株式会社ZMP取締役 ロボハイ事業部長)
【第2部:パネルディスカッション】
 「自動運転が広げる未来の可能性」
   
モデレーター:前林一則(東京都戦略政策情報推進本部戦略事業部先端事業推進担当課長)
パネリスト:尾木直樹氏(教育評論家)、ほか上記講演者4名

試乗会

<アンケート集計結果(抜粋)>

自動運転車の試乗前と試乗後の印象の変化

⇒試乗後は、自動運転への安心感が増加し、不安が減少する結果に

今後、自動運転車両の試乗の機会があれば、また試乗したいですか

⇒9割を超える方がまた自動運転車に試乗したいと回答。今後も継続した試乗イベントの実施が望まれている

社会への自動運転の導入を促進させるための施策として、どのような取組が効果的か
1位試験的な自動運転の導入(34%)
2位自動運転車の試乗イベント(25%)
3位オリンピック等目玉イベントでの導入(15%)
自動運転に関する理解を深めていく上で、自動運転に関するどのような情報が必要か
1位安全性(14%)
2位事故発生時の責任関係(13%)
3位交通ルールの変化有無(12%)

<試乗会の様子>

試乗車両
NAVIYA ARMA
(ナビヤアルマ)

広々とした車内で、定員8名でご試乗いただきました。

ハンドルが無い代わりに、緊急時はコントローラー により運転操作を行います。

車内が無人の状況での走行デモを行いました。

走行している車内の遠隔監視映像をご覧いただきました。

幅広い年齢層の方にご乗車いただきました。

シンポジウム

<アンケート集計結果(抜粋)>

来場後の自動運転技術の利便性・安全性・メリット等に対する理解

⇒来場後は、約6割の方が自動運転に関する理解が深まったと回答

本日の講演の内容以外に、自動運転に関して知りたいテーマはありますか。
1位自動運転をめぐる法的責任(28%)
2位自動運転に関する道路交通法・交通のルール(25%)
3位自動運転に関する保険について(14%)
自動運転のどのような課題解決に期待しますか。
1位交通事故の削減(19%)
2位(同率) 移動制約者への支援(18%)
2位(同率) 職業ドライバー不足の解消(18%)
4位自動運転に関する保険について(14%)
どのような自動運転の交通サービスに期待しますか。
1位オンデマンド型のバスまたはタクシー(27%)
2位路線固定型のバスまたはタクシー(25%)
3位観光サービス特化型のバスまたはタクシー(16%)

<シンポジウムの様子>

国際自動車ジャーナリスト
清水和夫氏

戦略政策推進事業本部
前林先端事業推進担当課長

モビリティジャーナリスト
楠田悦子氏

小田急電鉄株式会社
西村潤也氏

株式会社ZMP
西村明浩氏

教育評論家
尾木直樹氏

パネルディスカッションの様子です。自動運転がもたらす未来の可能性について、活発な意見交換が行われました。

会場では、自動運転に関するパネルの展示を行いました。

会場の様子です。荒天にも関わらず、157名の方にお越しいただきました。